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C shell(シーシェル、csh)は、カリフォルニア大学バークレー校の大学院生だったビル・ジョイが1970年代後半に開発したUnixシェルである。1978年にジョイが配布を始めた 2BSD という BSD UNIX のリリースで広く配布されることになった〔Harley Hahn, Harley Hahn's Guide to Unix and Linux .〕〔Berkeley Engineering Lab Notes, Volume 1, Issue 2, October 2001 .〕。他にアイデアやコードに貢献した者としては、マイケル・ウベル、エリック・オールマン、マイク・オブライエン、ジム・カルプがいる〔''An Introduction to the C shell'' by Bill Joy.〕。UNIX V6 の /bin/sh を元に作られたもので、Bourne shell (UNIX V7)と共通の先祖を持つ。 通常テキストウィンドウ内で動作するコマンドラインインタプリタであり、ユーザーがコマンドを入力するとそれに応じた処理が実行される。またシェルスクリプトと呼ばれるファイルからコマンド群を読み込むこともできる。他のUnixシェルと同様、ファイル名のワイルドカード、パイプ、ヒアドキュメント、、変数、条件分岐やループなどの制御構造をサポートしている。cshが1980年代の他のシェルと異なっていた点は、対話向けの機能と全体的なスタイルである。新機能によって他のシェルよりも容易に素早く使うことができた。言語としての全体的スタイルはC言語によく似ており、Unixユーザーにとっては読みやすかった。 Mac OS X や Red Hat Linux など多くのシステムのcshは実際には改良版のtcshである。tcshの実行ファイルは "csh" と "tcsh" の両方にハードリンクされていて、どちらの名前でも同じ改良版のtcshが呼び出される。 Ubuntuではcshとtcshの2種類のパッケージを用意しており、前者はオリジナルのBSD版csh〔http://packages.ubuntu.com/oneiric/shells/csh〕、後者は改良版のtcsh〔http://packages.ubuntu.com/oneiric/shells/tcsh〕となっている。 tcshには、ファイル名やコマンドの補完機能、Tenexシステムに由来するコマンド行編集があり、名称の先頭の "t" は Tenex に因んでいる。tcshは機能を追加しただけでオリジナルのcshを修正したわけではないので、後方互換を保っていた〔tcsh(1) man page 〕。当初はジョイが作ったオリジナルのソースツリーからの脇枝だったが、今ではtcshが主な枝となっていて、開発が継続されている。tcshは非常に安定しているが、主に細かいバグ修正のため、およそ1年に1回の頻度で新たなリリースがなされている〔Fixes file in tcsh-6.17.00.〕。 == 設計目標と機能 == C shell の主たる設計目標は、C言語に似せることと、対話型利用での改良であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「C Shell」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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